お墓の建て時はいつ?
宗派や地域柄等にもよると思いますが・・・
1番はご家族の皆様がお墓を建てようと思った時です。時期的には49日や100ケ日までにご納骨を済ませて落ち着きたいと思われる方が多いようです。1年に『春彼岸・お盆・秋彼岸』がございますので、その時期に合せてお墓を建てる方が多いです。
生前墓って?
生きているうちにお墓を建てると早死にする、または縁起が悪いなどと言われる人も多いようですがそれは迷信です。『生前墓』を『寿陵墓』(じゅりょうぼ)とも言い、ご家族に幸せをもたらし、長寿が約束されると言われ大変におめでたいお墓なのです。
仏教の教えでも『逆修』(ぎゃくしゅう)すなわち『生前、自分のために仏事をいとなみ、冥福を祈ること』を為すことになります。逆修は善根を導き、それによって功徳がもたらされます。そして功徳は子から孫へと残すことができ、未来繁栄と幸福につながるとも言われております。
なぜお墓を建てるの?
これは人それぞれの考えや、宗派による考えもあると思いますが・・・
ここでは当社の考えを述べたいと思います。お墓には故人の魂が『あの世』と『この世』を行き来する出入り口という考えがあります。お盆や彼岸にお墓参りをすることで、故人を思い浮かべ、語りかけ、傍にいるかのごとく答えを見出すことが出来る場所だと考えます。
誰からも教えられてお墓を建てるのではなく、年齢とともに必要性が感じられていくものと思います。
どんなカタチのお墓を建てたらいい?
宗派や墓地環境または墓地指定の形状など、いろいろな条件もあると思いますが・・・
お墓と言えば昔ながらの『和型』と呼ばれる背の高い3段~4段積みの形。『洋型』と呼ばれる背は低いが、いろいろなデザインを造れる形。など様々な形がございますが、特に条件がない墓地であれば石材店スタッフに相談してみましょう。
当社では施主様に寄り添い、想いのこもった墓石をご提案します。
お墓の値段って?
いちがいには言い切れないところはございますが・・・
当社では、墓石がどんな形であれ、外柵(縁石)がどんな形であれ、使用する石の量でお値段が決まります。世界には石の種類は星の数ほどございます。ひとつひとつ色合いや表情が違う天然のものです。高価な石材もあれば安価な石材もございます。
平均的には墓石外柵セットで100万円を上下するセットが好まれる傾向にあります。
ご戒名の彫刻はいつまでに?
宗派や時期的にもよりますが・・・
目安として、ご納骨するまでに彫刻しておくのが1番だと思います。もしくは49日までに。というのが一般的です。
ちなみに・・・戒名(法名・法号)お亡くなりの日(命日)氏名(俗名)年齢(行年)と言います。
お墓のお掃除ってどこまでやっていいの?
よく聞かれるのは『たわし』を使ってもいいの?という質問をされますが、現在のお墓の仕上げ方法が『ダイヤモンド磨き仕上』が主流になっており、たわしなどの硬い毛で擦っでもキズはつきません。
お墓のお掃除は手の届くところで納めておきましょう。もし、掃除の最中に何かを倒したなどと災難に遭うと、せっかくご先祖様のご供養をしているのに、なんか気がめいってしまいます。ご先祖様は墓地に来て手をあわせてくれただけでも微笑んでくれていると思います。
お骨はどこから納骨するの?
展示場にご来店されてよく質問をいただきます。墓石には『香炉』または『拝石』という部材がございます。その部材を動かすと『納骨口』が現れます。そこからお骨を納骨いたします。
当社ではご納骨の際は必ず立ち合せていただきますので、施主様にはお手数をかけることはございません。
お墓参りの際にお墓にお水はかけていい?
お水はかけてあげてください。ただ・・・お墓の頭から水をかけているのをよく見るかもしれませんが、我々もお風呂に入る時いきなり頭にお湯をかぶる人は少ないと思います。やはり肩からお湯をかけ湯船に浸かるというのが一般的なのではないでしょうか?
それと同様でお墓もご先祖様が眠っている訳ですから、お墓の上から2番目の石からお水をかけてあげましょう。宗派などで解釈は違うと思いますが、人の想いとはそういうことだと思います。
ちなみに・・・お墓にかけるのはお水のみにしてください。お酒が好きだったから…ビールが好きだったから・・・という想いは十分わかりますがお墓にお酒やビールの色が浸透してしまい、お掃除だけでは色(シミ)が取れなくなってしまいます。
納骨時の寺院へのお布施はおいくら?
ごめんなさい・・・。いちがいにはお答えできません・・・。
ひと昔前であれば、町内にお世話役さんがいて、仏事の際は一通り仕切ってもらえたのですが・・・。ご本家様やご兄弟様に相談してみてください。